天草市久玉町の久玉小の児童たちが、 同小近くにある県史跡の久玉城跡を訪れ、 中世に築造された山城の特徴などを学んだ。 ・
見学は、 県文化課が文化財を活用して小学校向けに昨年始めた公開授業の一環。
5、6年の36人はまず、 同課文化財保護主事の水上さんから、 城域として山肌を削って平らに造成した 「曲輪」 など中世の山城に見られる特徴や歴史的な背景を教わった。 ・
この後、 4つのグループに分かれ、 標高47㍍にある久玉城跡を見学。 ・
曲輪の端に造られた土壁の 「土塁」 、 人工の溝 「堀切」 など、 敵の侵入を防ぐための工夫も観察した。 ・
≪熊本日日新聞/28-12-5≫