苓北町の苓洋高校で栽培漁業を学ぶ 2、3年生が、 天草市五和町の通詞島沖でアワビの放流実習に挑戦しました。
同校は水産系学科を持つ唯一の県立高校です。
放流実習は、 特産のアワビの育成過程を現場で学んでもらおうと、 地元の素潜り漁師らも協力して毎年取り組んでいます。
生徒たちは通詞島港から漁船に乗り込み、 約100m沖合の禁漁海域へ向かいました。
船上の2年生と海中の3年生が協力しながら、 校内の種苗施設などで2年間育成した稚貝を載せたトレーを岩場まで運び、 ダイビングスーツに身を包んだ3年生が、 直径3cmほどの稚貝を水深3mの岩場まで潜って放流しました。